見える化することの重要性

見える化とは?

こんにちは、個別進学塾アールの平安座です。

今回は見える化することの重要性

ついての話を書いていこうと思います。

 

見える化とは言葉そのままに

見える状態にすることで、

勉強において一番身近なものと言えば、

テストがあります。

 

例えば勉強ができると言われても

実際どのくらいできるか伝わりずらいので、

それを数字にしてわかりやすくしたのがテストで、

見える化です。

 

見える化はテストからも分かるように

客観的指標にもなりますが、

その他にも満足感や幸福や充実感などの

プラスの感情や反対に絶望感や喪失感など

マイナスの感情も引き起こします。

 

これは結構共感頂けると思うのですが、

小学生の頃にかんばりノートなどの

家庭学習帳があったと思います。

それが1冊終わったあと、

フーっと一息ついてページをパラパラっとめくり、

初めのノートの厚さより若干膨れ上がったノートを

ながめた時のあの感覚、

なんともいえない満足感があったはずです。

 

勉強に苦手意識を持つ生徒

私はこの見える化については

よく意識して活用しています。

これは私が家庭教師をしていた時の話なのですが、

小学5年生の生徒を見ていました。

その生徒は勉強というもの自体にとても苦手意識を

もっており、学力は2年生程でした。

 

勉強というのは意識の問題がとても大きく、

勉強の飲み込みがそんなに早くない子でも、

勉強自体に「苦」の感情がなく

コツコツやれば伸びますし、

逆に苦手意識があった場合には

勉強に取り組ませる姿勢を作るだけでも時間がかかり、

実際勉強をさせたとしても

そこまでしっかり取り組まないので

成績もなかなか伸びていきません。

 

私が見ていた生徒も勉強に苦手意識を持っていたため、

全くこの状況で、勉強を始めるのも私が生徒の自宅について

15~20分後とかザラでした。

 

見える化の活用

このとき、どうにかできないか?

と思い活用したのが見える化です。

 

その活用法としては、かけ算の百ます計算で、

授業を始める前に解いてもらい、

そのタイムを計るものでした。

そしてそのタイムを折れ線グラフにして、

成長具合も分かりやすくしました。

 

生徒は家庭教師で勉強してもすぐに学校の勉強に

ついていけるわけではないので、

その成長しているかどうかわからない状態に

不満がっていました。

 

しかしながら百ます計算をすることにより、

毎回の百ます計算でタイムが徐々に

伸びてよくなっているのが見えることで、

成長を実感することができ嬉しくなっていったようで、

授業もスムーズに入っていくことが

出来ていきました。

 

定期テスト対策で活用している見える化

個別進学塾アールで「見える化」は

よく活用しているのですが、

その一つに定期テスト対策時の活用があります。

 

定期テストというのは出てくる

範囲というものが決まっており、

それをきちんとこなしていれば点数は取れます。

ただ、その仕上げ度合いというのは

生徒によりバラバラです。

 

生徒に

「ワークはしっかりやった?」

と聞くと、ほとんどが

「うん。」

という返事が返ってきます。

そこでどのくらいやったかを確認してみると

以下のようなばらつきがあります。

 

・ワークのどこを質問されても完璧に答えることができる状態

・1ページずつきちんと答えられるようにしてワークを通した状態

・教科書で調べながら、ワークの答えを全部埋めた状態

・解答を見てワークを全部埋めていった状態

 

などなど、生徒の基準はさまざまです。

そしてそのような状態だとこちらが想定していた点数と

実際にとってくる点数とのギャップが生じてしまいます。

なので、そこを出来るだけなくして、

生徒がきちんとテスト範囲をこなしているか

確認し管理するために「テスト対策管理表」を作成し、

見える化を活用しています。

 

それで、どこまで進んでいるのか?

どの程度の正解率なのか?

何回繰り返し解ているのか?

などのチェックをしていき、

しっかり点数が取れるように管理していくのです。

 

まとめ

ゴールが分からなかったり、

自分が実際にどのくらい成長しているかわからなかったら、

私たち大人でも不安になることは知っています。

 

しかしながら、

子供たちはそんなことがあることをまだ知らないために、

それがモヤモヤとした漠然な不安感となり、

不安な気持ちを大人以上に抱いてしまいます。

 

そこをなるべく解消してあげられるように、

私たちは生徒にはゴールまでのやるべき内容を伝え、

成長具合を伝え、

もちろん生徒の状況もきちんと聞き確認しながら、

見える化をうまく活用して

勉強の不安や不満を解消していきたいと思っています。

 

長々となりましたが、お読み下さりありがとうございます。

もしほかに教室の見える化の事例について

気になる点がありましたら、お気軽にご質問下さいね。