基準値を上げることの大切さ
基準値を上げることの大切さ
こんにちは、個別進学塾アールの平安座です。
今回はこれまでと趣向を変えて前回少し触れた
基準値について書こうと思います。
なのでどちらかというと今回は
高校生や保護者向けの
コラム記事になるかと思います。
基準値というのものはまず社会経験をすると
より実感しやすいのかもしれませんが、
人に何かを「これやっといてちょうだい」
と頼むとき、人それぞれによって
完成度やスピード感など
全然違うことに気づくことがあると思います。
これはまさに個々が持っている基準値の違いです。
人によってこの基準値は様々で、
「この程度でいいだろう」
と適当にやる人もいれば、
「ここまでやらなきゃいけない!」
ときちんと丁寧にこなす人もいます。
そしてこの基準値はできるだけ早いうちに
上げていたほうが後で上げていくよりも
絶対に簡単です。
だからこそ私は生徒たちにこれを
早めに高めていってほしいと思っています。
ある程度社会経験を積んだ人に、
「これが普通ですよ」
と伝えても相手側の感情に折り合いがつかず
なかなか変われない姿を一度は
目にしたことがあると思いますし、
逆にその感情も分かると思います。
生徒の基準値を上げる指導
私はこのことから生徒たちにはこの基準値については
徐々に上げていくように意識して指導しています。
例えば、一番分かりやすい例としては宿題などです。
初めは塾での宿題の量は少なめに出すのですが、
徐々に量もしくは質を上げても生徒たちは、
「これはいつもの宿題でしょ?普通じゃん。」
という感じで本人たちは意識しない間に
こっそりと基準値が上げていかせます。
ただたまに生徒の中には、
「先生、なんか宿題多くなってない?」
という子もいますが、そういう時は、
「気のせいじゃん?」
とごまかしたりもしています。笑
そしてそういったことを積み重ねることによって、
初めのころとは見違えて生徒たちの
”当たり前”の基準が上がり成長していきます。
多様性の中でも基準値の高さの重要性
今の社会は多様性が重視されています。
ただそれでも大半の人が一般的な社会に属します。
そうしたときに考え方や行動力などの
基準値の高い人はやはり一目置かれやすいです。
先の見えない世の中だからこそ
抽象的な概念が案外応用が利き大切だと思います。
基準値というのもその中の一つではないでしょうか?
だからこそ私は生徒たちには
この基準値を高めてほしいと思うのです。