7月8日放送の『世界まる見え!テレビ特捜部』にて、第二次世界大戦中に
いたクマの兵士ヴォイテクの物語が放送されます。ヴォイテクはポーランド
兵として従軍して、弾丸や補充物資の運搬役として活躍した立派な兵士なの
だそうです。
そこで今回は、そのヴォイテクのクマ兵士としての物語とヴォテク以外でも
兵士として活躍した動物3選を紹介しようと思います。
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Contents
・ヴォイテク物語
・ヴォイテクとの出会い
引用元:BIGLOBEニュース
1942年の春にポーランド兵が、ある羊飼いの少年に会いました。その少年は、
両親を失って死にそうになっている子グマを見つけたと言い、その子グマを
ポーランド兵と食べ物や物資と交換しました。
そして兵士たちは、その子グマを「ヴォイテク」と名付け飼うことに決めま
した。ちなみにヴォイテクというのは「微笑む戦士」という意味があるとの
こと。
・ヴォイテク、兵士として
引用元:BIGLOBEニュース
ポーランド兵の多くは元捕虜が多く、家族と離れ離れになっている状況で、
とても寂しい中、唯一子グマであるヴォルテクが癒しのよりどころとなった。
兵士たちは、ヴォルテクとじゃれ合ったり、ボクシングをしたり、またドライブ
までにも連れていった。
ヴォルテクは果物やはちみつ、シロップなどを食べ、またたまのご褒美として
ビールなどを飲んでいたという。
そしてヴォルテクも次第に大きくなり、ペットとしては扱いきれなくなり、その
ため船への乗船ができなかったとのこと。しかしここで機転を利かせた兵士は
ヴォルテクを兵士として申請し、見事、軍籍番号や軍隊手帳を与えられて兵士と
して認められて船へ乗船が許されました。
・ヴォルテクの終戦後
引用元:BIGLOBEニュース
兵士として認められたヴォルテクは、荷物の運搬役を訓練されるようになる。
しかし、あることが判明する。それは、ヴォルテクが怠け者であったのだ!
ヴォルテクは、重い荷物ではなく、空箱をよく運ぼうとしたらしい。ところが、
1944年のモンテ・カッシーノの戦いで、50kg近い銃弾や物資が入った荷物を、
見事戦いの前線まで運び、それが認められ、第22弾薬補給中隊の部隊章の
デザインは、弾薬を運ぶクマの絵柄に変更されたとのこと。
その後戦争は終わり、ヴォルテクはエディンバラ動物園に引き取られ、残りの
人生はそこで過ごし、1963年に21歳で息を引きとりました。
ふつうクマと思うと、凶暴で危ないようなイメージが先行してしますのですが、
ヴォルテクに関しては、小さな頃から面倒を見てもらった兵士の人たちに対
して、どこか親のような感じで接していたためにきちんということを聞き、
訓練されたのでしょうね。兵士たちにとっても、癒しの対象であったことと
同時に、きっとヴォルテクにとっても親がいないことへの寂しさを埋める対象
となっていたのかもしれません。
・他に出世したマスコット動物厳選3選!
それではここからヴォルテク以外に兵士として出世した動物達厳選3選を
紹介しようと思います。
1. キング・ネプチューン
まずはアメリカの豚で名前をキング・ネプチューンといいます。
引用元:歴ログ -世界史専門ブログ-
もともとは食用の豚だったそうなのですが、海軍の兵士がマスコットに抜擢した
ようで、それがアメリカ人に大ウケし国債パレードに引っ張りだことなり、なん
と当時のお金で1900万ドル(現在では2億5000万ドル=約300億円相当)を売上
げ、その貢献により食用にならずに自由に暮らしたとのこと。
このキング・ネプチューン に関しては、実際に戦地に赴いたというより国内で
国に貢献した感じですね!
2.ウィリアム “ビリー” ウィンザー
次に紹介するのは、イギリスのヤギです。名前は、ウィリアム “ビリー”
ウィンザーといいます。かっこいい名前ですね。
引用元:歴ログ -世界史専門ブログ-
ウィリアム “ビリー” ウィンザーは、王室から国の団体へ贈られた 「下賜品」
で、” 准士官 ”としての肩書があったとのこと。しかし、王室のパレード中に
ドラマーに頭突きをし、上官より”マスケット銃兵”に降格が命じられたよう
です。その後、2010年に引退されたとのこと。
まあ、動物だからしょうがないにせよ、降格という処分までなったとのことで、
厳しいというより、粋な感じさえしてしまいます。
3. ニルス・オーラヴ
最後は、ノルウェーのペンギン、ニルス・オーラヴです。
引用元:歴ログ -世界史専門ブログ-
ニルス・オーラヴは、ノルウェー陸軍名誉連隊長を務めるかなり偉い役職
なんだそうです。
その役職を得た経緯というのが、ノルウェー陸軍のニルス・エーギリン中尉が
イギリスのエジンバラ動物園に訪れた際に、イギリス当局にペンギンをノルウ
ェーのマスコットにできないかお願いをしたそうなのです。
その結果、イギリス側は一番体格のいいペンギンを選んだそうで、そこから
ノルウェーの部隊がエジンバラに来るたびに、ニルス・オーラヴは確実に職務
をこなし、見事2005年に名誉連隊長に任命されたとのこと。
それにしても、この写真は本当に堂々としており、名誉連隊長の風格を感じさせ
ますね!笑
・まとめ
今回は、
「ヴォイテク(クマ兵士)物語。他に出世したマスコット動物厳選3選!
【世界まる見え】」
について見ていきました。
7月8日放送の『世界まる見え!テレビ特捜部』楽しみですね。ヴォルテクにつ
いて更に深い内容が放送されるかもしれません。期待したいと思います。
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