7月4日放送の『カンブリア宮殿』にテルモ社長の佐藤慎次郎さんが出演され
ます。その予告欄でこのような告知がなされていました。
新札の「顔」に選ばれた北里柴三郎が設立に関わり、体温計から注射器、血液バッグなどで日々の医療を支えてきたテルモ。
現在は患者の負担を劇的に減らすカテーテル治療で独走するなど「より良い医療」の提供に一心不乱で挑んできた。引用元:BSテレ東
ここ数年で年商6000億円に迫るまで急拡大を遂げたテルモ流、感動の医療ビジネスの全貌とは!
今回、ここではそのテルモの社長・佐藤慎次郎さんの経歴についてと、次の
1000円札の新紙幣の肖像である北里柴三郎とテルモとの関係について見ていこ
うと思います。
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・佐藤慎次郎のプロフィール
本名:佐藤慎次郎(さとうしんじろう)
生年月日:1960年7月19日(58歳)
出身地:東京
学歴:東京大学経済学部卒
佐藤慎次郎さんは、1984年に東京大学経済学部を卒業されます。そして、その
年の4月に東亜燃料工業に入社されました。そしてその4年後、なんと1988年
5月にデューク大学経営大学でMBAも取得されていました。
さすが、年商6000億円まで迫る勢いのある企業の社長ですね。東京大学を卒業
され、そしてMBAまで取得されているとはかなりのエリートです。
・佐藤慎次郎の経歴
佐藤さんの経歴を調べてみると以下のようでした。
1984年4月
東亜燃料工業(株)(現JXTGエネルギー(株))入社
1999年2月
朝日アーサーアンダーセン(株)(現PwC Japanグループ)入社
2004年6月
テルモ株式会社入社
2010年6月執行役員 経営企画室長
2011年10月
心臓血管カンパニー統轄(現プレジデント)
2012年6月
上席執行役員
2014年6月
取締役上席執行役員
2015年4月
取締役常務執行役員
2017年4月
代表取締役社長CEO引用元:どんぶり会計
けっこう現在のテルモ株式会社に入社される前は転職されているんですね。
それにしても、社長に至るまでは本当に様々な重要な役職を歴任されています
ね。
・新紙幣の肖像・北里柴三郎との関係とは?
2019年4月9日に発表された、新紙幣の1000円札の肖像に「近代日本医学の父」
と言われる北里柴三郎が選ばれました。その北里柴三郎とテルモ株式会社との
間に関係があったのはご存知でしょうか?
それは、テルモ株式会社の前身である赤線検温器株式会社の発起人の一人が
北里柴三郎だったのです。
・赤線検温器株式会社の設立の経緯
1921年(大正10年)に赤線検温器株式会社は設立されるのですが、当時日本では
体温計はあったそうなのですが、そのほとんどがドイツからの輸入品だったの
です。しかし、第一次世界大戦が始まったことからその輸入が入ってこないく
なったとのこと。
それがきっかけで日本の医者達は良質な体温計を作ろうという機運が高まり、
当時の東京医師会会長が北里柴三郎に働きかけ、これに賛成し赤線検温器
株式会社の設立の趣意書にも名をつらね、また 設立総会では議長まで務めた
そうなのです。 そして赤線検温器株式会社は設立されました。
・まとめ
今回は、
「佐藤慎次郎(テルモ)の経歴と新紙幣の肖像・北里柴三郎との関係とは?
【カンブリア宮殿】」
について見ていきました。
まさかテルモ株式会社とあの北里柴三郎が関係があったとは意外でした。
7月4日放送の『カンブリア宮殿』もどんな内容が放送されてくるのか楽しみ
ですね。期待したいと思います。
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